約諾
やくだく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
agreement
文例 · 用例
然し流石は政宗である、シャ、何事も有らばあれ、と参会を約諾した。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
しかし、すでに結納の品を取りかわし、箪笥、長持から、針箱の類まで取りそろえてお粂を待っていてくれるという先方の厚意に対しても、いったん親として約諾したことを破るという手紙は容易に書けなかった。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
陳れば、昨冬以来だんだん御懇情なし下されし娘粂儀、南殿村稲葉氏へ縁談御約諾申し上げ置き候ところ、図らずも心得違いにて去月五日土蔵二階にて自刃に及び、母妻ら早速見つけて押しとどめ、親類うち寄り種々申し諭し、医療を加え候ところ、四、五日は飲食も喉に下りかねよほどの難治に相見え申し候。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
其許樣え、お目に掛り候儀不相叶、殘念に候得共、兼て御約諾致し置候通、追々御安否御書送被下候はば大悦に存候、猶私よりも評判記且御入用にも候はば右樣之品差送可申、失念仕間敷候。
— 徳永直 『光をかかぐる人々』 青空文庫
「――兼て御約諾致し置候通、追々御安否御書送被下候」云々も、當時の外交事情のうちで置かれた通詞らの位置といふものを考へれば、どれくらゐ表裏ある「御約諾」だつたかも知れぬ。
— 徳永直 『光をかかぐる人々』 青空文庫
これが自分の女房子供であるならば、我々は他人をして別の名称をもって呼ばざらしめる権利を有っているが、その他の物名になると、どうしても相手方の約諾を要する。
— 柳田國男 『地名の研究』 青空文庫
けだしそれ、文字・文章は声音の記号、言語の形状にして、古今を観、彼此を通じ、約諾を記し、芸術を弘むる、日用備忘の一大器なり。
— 清水卯三郎 『平仮名の説』 青空文庫
しかも或いは婚姻慣習の沿革と伴うものかも知らぬが、猿の婿入の話には後代の蛇婿入譚とともに、娘の父親の約諾ということが、一つの要件をなしている。
— 柳田国男 『山の人生』 青空文庫
作例 · 標準
両国は、経済協力に関する約諾を結んだ。
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この約諾は、長期的な視点での関係強化を目指すものだ。
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最終的な約諾に至るまでには、数回の交渉が必要だった。
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