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独帝

どくてい
名詞
1
標準
文例 · 用例
独帝の癖1・30(夕) 独帝には妙な癖がある。
大正六(一九一七)年 茶話 青空文庫
大分以前の話だが、独帝には伯母さんに当る英国の※クトリア女皇が崩くなられて、葬儀の日取が電報で独帝の許へ報されて来た事があつた。
大正六(一九一七)年 茶話 青空文庫
その折|独帝は、六歳になる甥を相手に何か罪のない無駄話に耽つてゐた。
大正六(一九一七)年 茶話 青空文庫
独帝は侍従の手から電報を受取つたが、なかに何か気に入らぬ事でも書いてあつたものか、(独帝は英吉利と英吉利人とが大嫌ひである)直ぐいつもの癖を出して自分の耳朶をいやといふ程引張つた。
大正六(一九一七)年 茶話 青空文庫
独帝は、じつと電報の文字に見惚れながら答へた。
大正六(一九一七)年 茶話 青空文庫
」「その時はな、」と独帝は電報を卓子の上に投げ出して、その手でいきなり甥の耳を撮むだ。
大正六(一九一七)年 茶話 青空文庫
」 講和問題で甚く弱り切つてゐる独帝は、今度は誰の耳を撮んだものかと、じろじろ四辺を見※してゐるに相違ない。
大正六(一九一七)年 茶話 青空文庫
「またこの獣を拝し、曰ひけるは、誰かこの獣の如きものあらんや、誰かこれと戦ひをなすものあらんや……ね、全で独帝に当て箝るだらう、所が次を見給へ、四十二箇月の間働きをなすべき権を与へられたとある。
大正六(一九一七)年 茶話 青空文庫