清快
せいかい
名詞
標準
文例 · 用例
今こゝに最も瑣細にして最も淺近な一例を示さうならば、人ありて其の庭上に一の大なる林檎の樹を有するとすれば、其の林檎が年々に花さき、年々に實りて、甘美清快なる味を供することは、慥に其の人をして幸福を感ぜしむるに相違無い。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
今ここに最も些細で最も手近な一例を示せば、人有ってその庭先に一ツの大きなリンゴの樹が有るとする、そのリンゴの樹に年々に花が咲き年々に実って、甘美清快な味を提供することは、確かにその人に幸福を感じさせるに違いない。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
八九 胸次清快、則人事百艱亦不阻。
— 南洲手抄言志録 『南洲手抄言志録』 青空文庫
〔譯〕胸次清快なれば、則ち人事百|艱亦|阻せず。
— 南洲手抄言志録 『南洲手抄言志録』 青空文庫
晒し鯨の酢味噌と異なって生鯨には、肉そのものに清快な風趣がある。
— 佐藤垢石 『海豚と河豚』 青空文庫
白く半透明で、清快な感じを持つ。
— 佐藤垢石 『海豚と河豚』 青空文庫
肉がやわらかで、肌の色に清快を欠いている。
— 佐藤垢石 『姫柚子の讃』 青空文庫
点々と枯田の果にある村々にも春来たりしかと見え、環境の美しさにも一入清快味を増し申候。
— 佐藤垢石 『寒鮠の記』 青空文庫