見っともいい
みっともいい
形容詞
標準
decent
文例 · 用例
いつの間にか、女事務員のことについて口を出したりするのは、社員として見っともいいことじゃないという気風がしみ込んでいる。
— 宮本百合子 『舗道』 青空文庫
「日が高くなってからノコノコ起きたんですの、随分見っともいい事ですけど、もうとっくに私の宵いっぱりの朝ねぼうは知っていらっしゃるから妙なかくしだてなんかしずにネ――。
— 一九一三年(大正二年) 『日記』 青空文庫
この唐がらしは随分見っともいいかおになったけれども私の頭をはっきりとさして呉れた。
— 一九一三年(大正二年) 『日記』 青空文庫
いかにも人を馬鹿にした云い草や又、あまり見っともいい事でもないのにむき出した葉書でなぞ寄すのがたまらなく気にさわった。
— 宮本百合子 『栄蔵の死』 青空文庫
看護婦の手が隙かなかったためか、いつまでも兄の枕元に取り散らかされている朝食の残骸は、掃除の行き届いた自分の家を今出かけて来たばかりの彼女にとって、あまり見っともいいものではなかった。
— 夏目漱石 『明暗』 青空文庫
人間の糟から牛と馬が出来て、牛と馬の糞から猫が製造されたごとく考えるのは、自分の無智に心付かんで高慢な顔をする教師などにはありがちの事でもあろうが、はたから見てあまり見っともいい者じゃない。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
かごに乗って東京市中を練りあるくのは宗伯老の当時ですらあまり見っともいいものでは無かった。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
「行くよ、行くには行くがな、――親父が娘の嫁入先へ、ウロウロ行くのは、あまり見っともいいものじゃねえ」「でも、父さん」「心配するな、時々はお前も顔を見せてくれ。
— 巾着切りの娘 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
たまには見っともいい格好をして出かけなさい。
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彼は貧しいながらも、常に見っともいい身なりを心がけていた。
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客を迎えるのだから、玄関先ぐらいは見っともいいように片付けておこう。
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