椀子
わんこ
名詞
標準
文例 · 用例
繼體天皇の皇子で、倭媛の腹に椀子皇子があり、欽明天皇の皇子にも椀子皇子がある。
— まれびとの意義 『國文學の發生(第三稿)』 青空文庫
何となれば、三国氏が聖武天皇の後だとは、一向古書の記事に合わぬところで、「日本紀」には、継体天皇の皇子|椀子皇子は三国公の先なりとあり、「新撰姓氏録」に三箇所まで見えている三国真人も、いずれも継体の皇子椀子王の後なりとあって、その以外聖武天皇の後に、三国氏の名は少しも見えていないのである。
— 日蓮聖人はエタの子なりという事 『旃陀羅考』 青空文庫
「願くはわが求むる所を得んことを……願くは神われを滅すを善しとし御手を伸べて我を絶ち給わんことを」と彼はひたすらに死を希う。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
前説せし如く彼は死を願えども、それは神が己を取り去り給わんことを願ったのである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
彼は神に攻められつつありと感じて、死ぬる前数日間なりと神がその手を緩め給わんことを乞うたのである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
願くは神|言を出し、汝に向いて口を開き、智慧の秘密を汝に示してその知識の相倍するを顕わし給わんことを、しからば汝知らん神は汝の罪よりも軽く汝を処置し給うことを」と。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
故に彼に神がこの証の確証を今与え給わんことを願うのである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
われ之がために三度まで之を去らしめ給わんことを主に求めたるに、言いたまう、「わが恩恵なんじに足れり。
— 太宰治 『パウロの混乱』 青空文庫