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金輪

かなわ異読 てつりん
名詞多音語頻度ランク #12202 · 青空 68
1
標準
metal ring
文例 · 用例
金輪際まで詛ってやる。
岡本かの子 富士 青空文庫
T「俺にはあの娘さんを倖せにする事ァ金輪際出来ねえ」 と悲痛な顔。
山中貞雄 恋と十手と巾着切 青空文庫
学生の隣に竦みたりし厄介者の盲翁は、この時屹然と立ちて、諸肌寛げつつ、「取舵だい※」と叫ぶと見えしが、早くも舳の方へ転行き、疲れたる船子の握れる艪を奪いて、金輪際より生えたるごとくに突立ちたり。
泉鏡花 取舵 青空文庫
鼓草の花の散るように、娘の身体は幻に消えても、その黒髪は、金輪、奈落、長く深く残って朽ちぬ。
泉鏡花 陽炎座 青空文庫
雨に打たれながら、冴子が出て来るのを待っているなぞ、信吉には金輪際出来ぬ難しいことだ。
織田作之助 夜の構図 青空文庫
どうしたって――左様、金輪際君の命は助かりませんね。
渡辺温 象牙の牌 青空文庫
秋のころと記憶するが、私がひとりでお寺へ行つてその金輪のどれをりした日があつたのである。
太宰治 思ひ出 青空文庫
秋のころと記憶するが、私がひとりでお寺へ行つてその金輪のどれを廻して見ても皆言ひ合せたやうにからんからんと逆廻りした日があつたのである。
太宰治 津軽 青空文庫
作例 · 標準
木樽がバラバラにならないよう、職人が巨大な金輪を力強く打ち込んで固定した。
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古寺の重厚な門扉には、装飾を兼ねた魔除けの金輪が鈍い光を放っている。
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この丈夫な木箱は角が金輪で補強されているから、重い工具を入れても安心だ。
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井戸の縁には、滑車を吊るすための太い金輪がしっかりと打ち込まれている。
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2
標準
trivet
作例 · 標準
囲炉裏の炭火の上に金輪を据え、南部鉄器の鉄瓶を置いて茶の湯を沸かす。
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長年使い込まれた金輪には煤と錆が重なり、独特の渋い風合いが生まれている。
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おばあちゃんの家では、今でも金輪の上に鍋を乗せてコトコト煮物をしている。
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3
標準
train wheel
作例 · 標準
急ブレーキをかけた瞬間、レールの表面と金輪が激しく摩擦して火花が散った。
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蒸気機関車の巨大な金輪がゆっくりと回転し、重量感のあるドラフト音が響き渡る。
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車輪の磨耗を抑えるため、定期的に金輪の踏面を研磨するメンテナンスが行われる。
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