決論
けつろん
名詞
標準
文例 · 用例
人は只決論を聞かんことを急いで居たからである。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
専政だらうが圧制だらうが、苟も国家の統一を維持し、又国家の威力を増進する以上は、いくら何う用ひても構はないものだといふ決論に到着した。
— 夏目漱石 『点頭録』 青空文庫
要するに彼はほんとうの軍人でない、何者かが軍人に変装してこの火薬庫へ窺い寄ったのではあるまいかという決論に到着した。
— 岡本綺堂 『二階から』 青空文庫
日本ハ米獨其ノ他ヲ糾合シテ世界大戰ノ眞個決論ヲ英國ニ對シテ求ムベシト云フコト是レナリ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
「あなたは、お帰りになって下すっていいのよ、もちろん」 ながいこと黙っていて、蜂谷良作は決論するように、「きょうは帰りましょう」と云った。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
「帰りましょう」 一層決論をつよめるように蜂谷はくりかえした。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
こういう永久運動の可能性を決論し、それを四たび然りといった調査会なのである。
— 戸坂潤 『現代日本の思想対立』 青空文庫
」 ルパンはこの決論を俟つまでもなく、早速実行に取りかかった。
— モウリス・ルブラン 『水晶の栓』 青空文庫