素甘
すあま
名詞
標準
sweet mochi cake
文例 · 用例
くず餅、あんころ、すあまなどが好物で、月給のおりた時には、清三はきっと郵便局に寄って、荻生君を誘って、角の菓子屋で餅菓子を買って来る。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
私しゃ心から御前に惚れてるんだろうか、それでなけりゃあいつでも私はにげられるはずだ」「そんな事どうだってようござんすわ、私の体からしみだすあまったるいどくにあんたはよっぱらって身うごきが出来ないんです。
— 宮本百合子 『お女郎蜘蛛』 青空文庫
このまえは、奥様のお身の上をお案じ申すあまり、『どうかもうお帰りになってくださいまし、そして、もう二度とこんなところへは、おはこびになりませんように』と、そのような失礼なことを申し上げました。
— 海野十三 『爆薬の花籠』 青空文庫
足の重心を左右に行ったり来たりさせつつ、そわそわとクイーンを見やるんだけど、取りみだすあまり本当ならパンをかじるところを、ティーカップをがりっといっちゃって。
— ALICE IN WONDERLAND 『アリスはふしぎの国で』 青空文庫
そのうすあまい匂いは私のどうすることもできない、樹木にでも縋みつきたい若い情熱をそそり立て、悩ましい空想を駆り立ててくるのであった。
— 室生犀星 『性に眼覚める頃』 青空文庫
クリストフはドイツ人たることをきらいながら根本からドイツ人だったので、真の情愛を示すあまり上品でないそういう仕方にも、たいへん心を打たれた。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
どこで切っても平気にしている生き物のような気配があり、およそ羊羹とか、すあまとか、ういろうとか、ああしたものの気配がする。
— 円城塔 『ぞなもし狩り』 青空文庫
作例 · 標準
お正月には、お餅のような素甘を食べる習慣がある地域もある。
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縁日の屋台では、昔ながらの素甘が売られていた。
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「この甘さ控えめのお菓子、素甘って言うんだ。素朴で美味しいね。」
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