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寿国

じゅこく
名詞
1
標準
文例 · 用例
-------------------------------------------------------       一 この話の中に活躍する延寿国資と、金剛兵衛盛高の二銘刀は東京の愛剣家、杉山其日庵氏の秘蔵となって現存している。
夢野久作 名君忠之 青空文庫
そこでその謝礼とあって今年の春の事、薩州から内密に大島の塙代の家へ船を廻して、莫大もない金銀と、延寿国資の銘刀と、薩摩焼御紋入りのギヤマンのお茶器なんどいう大層な物を、御使者の手から直々に塙代与九郎へ賜わったという話な……御存じじゃろうが」「存じませいでか。
夢野久作 名君忠之 青空文庫
左手には薩州から拝領の延寿国資の大刀……右手には最愛の孫、与一|昌純の手首をシッカリと握って、居丈高の片膝を立てていた。
夢野久作 名君忠之 青空文庫
これはッ……」 ギリギリと眼を釣り上げた昌秋は左手に提げた延寿国資の大刀をガラリと畳の上に取落した。
夢野久作 名君忠之 青空文庫
坐ったまま延寿国資の大刀を引寄せて、悪鬼のように全身をわななかせた。
夢野久作 名君忠之 青空文庫
その文句も父様|母様が言い聞かせたか」 延寿国資を静かに傍に差し置いた昌秋は、涙を払って坐り直した。
夢野久作 名君忠之 青空文庫
推古天皇の三十年二月二十二日に聖徳太子が薨去あらせられたので、妃の橘大女郎哀傷追慕のおもいやるかたなく、勅を請うて太子が日ごろ説かれ給うた天寿国のもようを図がらにあらわしてそこに太子御往生の容子をみられんことを念じられた。
矢田津世子 ※女抄録 青空文庫
「天寿国曼荼羅」に倣って後世仏像経巻等を繍することが行われ技のほうも次第に巧妙となったということは想像に難くないが、現存のものでは右の経文の他に山科勧修寺の繍仏、近江宝厳寺蔵の国宝「刺繍普賢十羅刹女図」の額、「弥陀三尊来迎図」の額など精巧のわざを示したものときいている。
矢田津世子 ※女抄録 青空文庫