吝か
やぶさか
形容動詞頻度ランク #33237 · 青空 22 例
標準
reluctant
文例 · 用例
評壇もその作品に注意することが極めて吝かであつたらしい。
— 有島武郎 『水野仙子氏の作品について』 青空文庫
この点では志賀直哉の功を認めるに吝かではない。
— 織田作之助 『可能性の文学』 青空文庫
彼は正くその一言の為には幾千円の公正証書を挙げて反古に為んも、なかなか吝からぬ気色を帯びて逼れり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
後に之が政党に変質することによって社大党との対立を招くことを恐れて支持を止めたのであるが、その運動の形態はとに角として、その観念上の方針については賛意を表するに吝かではない。
— 戸坂潤 『社大党はファッショ化したか?』 青空文庫
されば「稗蒔や、ひえまァき――」の声耳に達するや、かれらの憧憬はその愛らしき別乾坤に馳せて、或は数銭、或は数十銭の所得を減ずるに吝かならぬのである。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
そうした助言に対し、チチコフは謝意を述べて、場合によっては御忠告に従うに決して吝かでないと答えた。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
吾人は貞淑なる夫人のために満腔の同情を表すると共に、賢明なる三菱当事者のために夫人の便宜を考慮するに吝かならざらんことを切望するものなり。
— 芥川龍之介 『馬の脚』 青空文庫
又 民衆も天才を認めることに吝かであるとは信じ難い。
— 芥川龍之介 『侏儒の言葉』 青空文庫
作例 · 標準
新しいプロジェクトへの参加を打診されたが、彼は少し吝かだった。
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昇進の話はあったものの、慣れ親しんだ部署を離れるのが吝かだった。
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長年の友人に頼まれたことだったが、それでもお金を貸すのは吝かな気持ちがあった。
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