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新元素

しんげんそ
名詞
1
標準
文例 · 用例
「空気中の新元素アルゴン」と題する論文が王立協会で発表されたのは一八九五年の正月であった。
寺田寅彦 レーリー卿(Lord Rayleigh) 青空文庫
同時に、この新元素に対する疑惑の眼も四方から光っていたために色々な不愉快も経験しなければならなかった。
寺田寅彦 レーリー卿(Lord Rayleigh) 青空文庫
そうすると、金属Qなるものは、それ以外の新元素かもしれないと考えられる。
海野十三 金属人間 青空文庫
元素表はもういっぱいであるのに、新元素があってたまるものかとも考えたくなる。
海野十三 金属人間 青空文庫
どんな奇抜な方法によって、新元素を作り出したつもりでも、けっきょくは元素表にある元素の一つであるか、あるいはその同位元素であるというところに、収斂してしまうのがおちであろう。
海野十三 金属人間 青空文庫
何と激甚な閃光でしょう、破壊と創造との何という物凄い錯綜でしょう、創世記というものを、人類は其々の民族によって、雄渾な伝承にして来ましたけれども、現世紀における畏怖すべき雷鳴と、爆発と、噴出する新元素新生命の偉観とは、予想もされていなかったと思います。
一九四四年(昭和十九年) 獄中への手紙 青空文庫
「この問題はあの先生に聞かねば分からない」「彼は門外不出の古文書を持っている」「彼の急死によって、この技術の秘密は墓に埋められた」「彼は猛烈な放射能をもつ新元素を造ったそうだ」 こんな話題の主はすべてが学界のけちんぼである。
永井隆 ロザリオの鎖 青空文庫
この一致は、偶々ラジウムという新元素の発見=製造の場合であったから、成り立ったのではあるが、併し又偶々、所謂科学と技術との直接の結び付きを、改めて示唆するように思われた。
戸坂潤 技術へ行く問題 青空文庫