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獣毒

じゅうどく
名詞
1
標準
文例 · 用例
昔の名僧などで、信念の凝り固まったものには、悪人強盗はもちろん、猛獣毒蛇でさえ近寄れなかったと言い伝えられています。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
もし猛獣毒蛇|来らば、その眼玉で睨み殺して賜われ。
押川春浪 本州横断 癇癪徒歩旅行 青空文庫
彼は其処にいるにしても猛獣毒蛇の恐れがあった。
田中貢太郎 陳宝祠 青空文庫
往くとしたなら猛獣毒蛇の恐れのうえに断崖絶壁の恐れがあったが、しかしそれには径を見つけ、人家を見つけるという万一を僥倖せられないこともなかった。
田中貢太郎 陳宝祠 青空文庫
又、赤ん坊を暗い処に置くと泣き出すのは、やはり火を持たぬ時代の原始人が、猛獣毒蛇に満ち満ちた暗黒に対する恐怖の復活で、どこへでも大小便を洩らすのが大昔、樹の根や、草の中に寝ていた時代の習慣の再現である事は、現代の進歩した心理学の研究によって説明されている通りである。
夢野久作 ドグラ・マグラ 青空文庫
至る所に猛獣毒蛇|魑魅魍魎が横行|跋扈し、野武士邪教徒|剽盗の類が巣を構えて住んでいた。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
この時代の裾野と来ては、猛獣毒蛇|魑魅魍魎剽盗殺人鬼の住家だのに。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
魑魅魍魎猛獣毒蛇、剽盗の巣食っている富士の裾野を、どうしてこんなちっぽけな子が、無事に旅して来られたのだろう?
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫