放ち出
はなちいで異読 はなちで
名詞多音語
標準
extension of the main room of a home (in traditional palatial-style architecture)
文例 · 用例
その迅雷風烈を放ち出す手は、また一隻の雀をだに故なくして地に墮すことなきなり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
一時に彼の体が光彩を放ち出した様に思われた。
— 金史良 『光の中に』 青空文庫
おれはようべ、靜かな考へごとをしたいからと言つて、狹い放ち出での人氣のとほいのを懇望して、こゝに寢床を設けさせた。
— 折口信夫 『死者の書 續篇(草稿)』 青空文庫
◯高橋栄一先生夫妻、モーニングに、奥さまは狐の襟巻というりゅうとしたる姿にて年賀に来て下さり、俄かにあたりが眩しく光を放ち出し、これにてようやく新年らしくなった。
— 海野十三 『海野十三敗戦日記』 青空文庫
汝についてはまた汝の契約の血のために、我かの水なき坑より汝の被俘人を放ち出さん。
— マルコ伝による 『イエス伝』 青空文庫
或は、いくつかの連続したスローガンが順次にかたまって、その一点へ来て強い光りを放ち出した、という風にもうけとれていたのだった。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
こういうところへ、今時、こういう人間を放ち出すのが、よいことでしょうか。
— 勿来の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
頭布に付いている無数の玉が電灯の光に反射して、少年は硝子の玉だと言っていたが、なかなかもって硝子どころではない輝きを放ち出した。
— 橘外男 『ナリン殿下への回想』 青空文庫
作例 · 標準
寝殿造りの建物には、貴族が生活するのに使われた放ち出があった。
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その古い寺院の図面には、本堂から伸びる放ち出が描かれていた。
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放ち出は、通常、主屋から突出した形で設けられ、様々な用途に使われた。
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