血溜まり
ちだまり
名詞
標準
文例 · 用例
足もとの血溜まりに延びている死骸――手代風の男の死骸にも、月光は同じように射していた。
— 国枝史郎 『一枚絵の女』 青空文庫
もし死体の発見された当時に捜査することができて、もし本人が咳嗽によって血液を排泄したものであるならば血は大きな飛沫となってたくさんあたりに飛び散り、もしまた人事不省あるいは死体となって落ちた場合には血液は口から流れて、街路上に血溜まりとなっていることが発見されたわけです。
— 合作の六(終局) 『五階の窓』 青空文庫
ゼッテルベルグさんが竈の脇の血溜りに倒れてる‥‥」 顏青ざめ、がたがた顫へながら、カアルソンは息詰まるやうな聲で叫んだ。
— ――スウェーデンの殺人鬼―― 『死の接吻』 青空文庫
フリツツ・ゼツテルベルグは毛布の帽子をかぶり毛皮の靴をはいたまま仰向きになつて血溜りの中に倒れてゐた。
— ――スウェーデンの殺人鬼―― 『死の接吻』 青空文庫
いまはじめて気がついたように、身体を半分起こしてくれ」 正勝はそう言いながら、ベッドの横の血溜りに蔦代の足を立たして、その足を血に染めた。
— 佐左木俊郎 『恐怖城』 青空文庫
正勝は手早く蔦代の死骸を熊の皮の上の血溜りの上へ、ちょうどその傷口のところがつくように倒しておいて、戸外へと駆け出していった。
— 佐左木俊郎 『恐怖城』 青空文庫
胸のところから血が流れて、ストーブと熊の皮の敷物との間の敷板が真っ赤な血溜りになっていた。
— 佐左木俊郎 『恐怖城』 青空文庫
血溜りの中に倒れている死骸。
— 佐左木俊郎 『恐怖城』 青空文庫