空き間
あきま
名詞頻度ランク #1437 · 青空 6 例
標準
vacancy
文例 · 用例
寝殿の東側になった座敷には桐壺の方がいたのであるが、若宮をお伴いして東宮へ参ったあとで、そこは空き間になっていて静かだった。
— 若菜(上) 『源氏物語』 青空文庫
私はこういう古い空き間に付きものの、土臭いような、腐ったような臭いにむせながら、しばらく立ち停まっているうちに、わたしの眼はだんだんに暗いところに馴れてきて、乱雑になっている大きい部屋のなかに寝台の据えてあるのがはっきりと見えるようになりました。
— 幽霊 『世界怪談名作集』 青空文庫
節穴、板と板の隙間、雨戸の建てつけにある食ひちがひの大きな空き間に、殘りの明りが部屋の中を刺し違へて、あん子はそれらの殘光の數を算へて見たが、亂雜な光芒はその數の上ではたうてい算へ切れなかつた。
— 室生犀星 『神のない子』 青空文庫
右手のドア、ソーニャの部屋をゲルトルーダ・カールロヴナ・レスリッヒの住まいとへだてているドアの向こう側には、同じくレスリッヒ夫人の住まいに属する中間の部屋があって、もう長いこと空き間になっていた。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
ところが、その空き間のドアの傍には、スヴィドリガイロフ氏がその間ずっとたたずんで、息をこらしながら、立聞きをしていたのである。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
ラスコーリニコフが出て行ったとき、彼はしばらく立って考えたのち、爪先立ちで空き間に隣った自分の部屋へもどり、一脚の椅子を取って、ソーニャの部屋へ通ずるドアの傍へそっと運んだ。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
徳兵衛が刀を収めて、T「先ず二両」 山左が驚いて、T「捨て売りにしても五十両は」 徳兵衛、T「この不景気に御冗談を」 と言われて山左が、T「では三十両」 徳兵衛、あきまへん。
— 山中貞雄 『なりひら小僧』 青空文庫
「それから五日ばかりののちに、この一件もみんな埒があきましたよ」「はあ、どういうふうに解決がつきました」と、わたしは熱心に訊いた。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
空き間は日常生活で良く見かける現象だ。
空き間対策に多くの企業が投資している。
空き間に関する最新の研究結果が発表された。
この作品では空き間がテーマとして扱われている。
標準
gap (between two objects)
作例 · 標準
空き間は日常生活で良く見かける現象だ。
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