転げる
ころげる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to roll over
文例 · 用例
「おらも行くだ、一緒に」 お蘭は転げるように笑った。
— 岡本かの子 『みちのく』 青空文庫
隣室からルーレットの玉の転げる音が、悪魔の囁きのように妾の耳に響いて来ました。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
ロダンさんは妾に数枚の赤札を買って下さいましたが、みるみるルーレット係の役人の手によって、玉の転げる音と共に消えてしまいました。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
猫が屋根を渡り切って、その白い影がおまきの家の引窓のなかに隠れたのを見とどけると、彼女は娘の手を強く握って転げるように自分の家へかけ込んで、引窓や雨戸を厳重に閉めてしまった。
— 猫騒動 『半七捕物帳』 青空文庫
わが名はレギオン、我ら多きが故なりなどと嘯いて、キリストに叱られ、あわてて二千匹の豚の群に乗りうつり転げる如く遁走し、崖から落ちて海に溺れたのも、こいつらである。
— 太宰治 『誰』 青空文庫
けれども母と叔母はさしむかいでいても決して笑い転げるようなことはありません、二人とも言葉の少ない、物案じ顔の、色つやの悪い女でしたが、何か優しい低い声でひそひそ話し合っていました。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
令夫人は、駒下駄で圧えても転げるから、褄をすんなりと、白い足袋はだし、それでも、がさがさと針を揺り、歯を剥いて刎ねるから、憎らしい……と足袋もとって、雪を錬りものにしたような素足で、裳をしなやかに、毬栗を挟んでも、ただすんなりとして、露に褄もこぼれなかった。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
変に跨ぎ心地が悪うございますから、避けて通ろうといたしますと、右の薄光りの影の先を、ころころと何か転げる、たちまち顔が露れたようでございましたっけ、熟く見ると、兎なんで。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
作例 · 標準
急な坂道で石がコロコロと転げながら下っていく。
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笑いすぎて、椅子から転げ落ちそうになった。
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子猫が毛糸玉とじゃれつきながら、床を転げている。
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