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歓花

かんげ
名詞
1
標準
文例 · 用例
里川に合歓花あり、田に白鷺あり。
泉鏡花 一景話題 青空文庫
一時間の後、先生の邸を辞し、歩して東単牌楼のホテルに向えば、微風、並木の合歓花を吹き、斜陽、僕の支那服を照す。
芥川龍之介 北京日記抄 青空文庫
其の膚の白い事、あの合歡花をぼかした色なのは、豫て此の時のために用意されたのかと思ふほどでした。
泉鏡太郎 人魚の祠 青空文庫
百日紅、夾竹桃、凌霄花、合歡花皆滿開。
永井荷風 荷風戰後日歴 第一 青空文庫
Port-Said を通つた時、眞赤な合歡花の咲いて居る沙漠の水際に、埃及人が何時覺めるとも知らず、ごろ/\晝寢をしてゐるのを見て、私は囘々教と云ふものは基督教より遙に悟つたものだ。
永井荷風 新歸朝者日記 青空文庫
あらぞめの合歡花あらじか我鬼はわぶはららにうきてさればむ合歡花といふのは、僕が昔、北京にゐた芥川に宛てて贈つてゐた歌の一つである。
芥川龍之介の囘想 二つの繪 青空文庫