悪食
あくじき異読 あくしょく
名詞
標準
eating strange food
文例 · 用例
処へ宗八、丸官閣下お使者といたし、車を一散に乗着けまして、隣家の豆屋の女房立会い、戸を押開いて見ましたれば、いや、はや、何とも悪食がないたいた様子、お望みの猿は血を吐いて斃ち果てておりましたに毛頭相違ござりません。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
食味なども、下町式の粋を好むと同時に、また無茶な悪食、間食家でもありました。
— ――親の前で祈祷 『岡本一平論』 青空文庫
大酒喰ひの、甘も辛も滅茶苦茶の、味知らずの、何も知らない悪食者を夫にした妻の、可憐なる秘かの道楽なのであらうか?
— 牧野信一 『Hasty Pudding』 青空文庫
私は彼の有名な悪食家であることを知つてゐる、だから食後の不浄の歌をきくことを好まない、そしていま朝の鴉の、食前の空腹の歌を嬉しく思はれる。
— 詩集(1)初期詩篇 『小熊秀雄全集-2』 青空文庫
多く逸楽し、多くの頽廃を知る人間は、多くの人生を知るやうに、わたしはこの悪食の友人を、たんなる鳥類とは見ない、わたしは他のさまざまの鳥類が、やさしく美麗なる羽をひろげて、純情のままに大空をかけめぐる、無心のすがたも愛らしいが、総ゆるものの、醜悪と腐敗の燐光を放つてゐる。
— 詩集(1)初期詩篇 『小熊秀雄全集-2』 青空文庫
そんな場合には、皆の唇は紫色に腫れあがり、胸先がちくちく痛むようなことがないでもなかったが、仮にも仲間を組んで、悪食の一つもしようという輩は、そんなことには一向驚かなかった。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
長時間の夜汽車だったもので、室内は煙草のひどい煙と、悪食乗客の口臭と、もう随分永く女なしでいる若い旅行者たちの何というかオトコ臭い匂いとで、ムッと咽せかえるような実に堪えがたい一夜だった。
— 海野十三 『キド効果』 青空文庫
白砂糖にまぶして三十六|尾まで蛞蝓を鵜呑にしたといふ男で、悪食にかけては滅多に他に負は取らなかつた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
例文1
例文3
例文5
例文7
標準
simple diet
作例 · 標準
例文1
例文3
例文5
例文7
標準
eating meat (thus breaking Buddhist rules)
作例 · 標準
例文1
例文3
例文5
例文7