当て推量
あてずいりょう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
conjecture
文例 · 用例
当て推量はこの際禁物じゃ。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
兎に角、仏、菩薩は自分より力の上の方と思うから頼むのですから、頼んだ以上、こちらの当て推量や短気な勝手注文よりむこうの取捌き方や始末の方が上だと思わねばなりません。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
こうなることも考えず、当て推量したのだろう。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
何も言わずに時々|溜息の聞こえる人のいるほうへ源氏は寄って行って、几帳越しに手をとらえて、「あづさ弓いるさの山にまどふかなほの見し月の影や見ゆると なぜでしょう」 と当て推量に言うと、その人も感情をおさえかねたか、心いる方なりませば弓張の月なき空に迷はましやは と返辞をした。
— 花宴 『源氏物語』 青空文庫
まあ、大体のお話はこんなことで、その以上はわたくしにも判り兼ねます」「結局、その陰謀の策源地は判然しないのですね」「薩州だろうの、長州だろうのと云っても、所詮は当て推量で、確かな証拠もないのですから、表向きの掛け合いも出来ず、この一件はうやむやに済んでしまいました。
— 歩兵の髪切り 『半七捕物帳』 青空文庫
たとい万事が幸次郎の鑑定通りとしても、それは当て推量に過ぎないのであるから、動かぬ証拠を押さえなければならない。
— 新カチカチ山 『半七捕物帳』 青空文庫
おめえ達が聴いたら、あんまり夢のような当て推量だと思うかも知れねえが、その当て推量が見事にぽんと当たる例がたびたびあるから面白い」「そこで、今度の当て推量は……」「まあ、こうだ」と、半七はうしろを見かえりながら云い出した。
— 川越次郎兵衛 『半七捕物帳』 青空文庫
おれの当て推量はまあ斯うだ。
— 川越次郎兵衛 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
彼の遅刻はまた寝坊かな。まったく当て推量だけど。
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データに基づかない当て推量では、正確な市場分析はできない。
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事件の原因について、捜査官たちはまだ当て推量の域を出ていない。
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来年の景気動向は、専門家の間でも当て推量が多く、確実なことは言えない。
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