貧乏暇なし
びんぼうひまなし
表現
標準
a poor man has no time for leisure
文例 · 用例
「どうも貧乏暇なしでね」とBは云ふ。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
」「実は母親が参ります筈なんでございますが、一体このとかく病身な上、貧乏暇なし、手もございません処から、相済みませんが失礼をいたしまして、」といいかけてまた額の汗を。
— 泉鏡花 『三枚続』 青空文庫
それも貧乏暇なし地獄や。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
」「所が貧乏暇なしでね。
— 芥川龍之介 『塵労』 青空文庫
行こう行こうと思いながら、つい貧乏暇なしだもんだから、御無沙汰をしている。
— 夏目漱石 『明暗』 青空文庫
「いやどうも――相変らず貧乏暇なしで瘠せています――あなたはよく肥っておいでですね」 新しい茶を持って入って来た伸子には、その言葉が何だか角々して、相手を傷けるように感じられた。
— 宮本百合子 『伸子』 青空文庫
何しろ事実材料をディッギング・アウト(掘り出す)するのだからね」「日本じゃ駄目かね」「――貧乏暇なしさ、食わなけりゃならないからね」 写真をまた繰り返し眺めていた伸子が云った。
— 宮本百合子 『伸子』 青空文庫
「あ、お信さんですか」「お疲れでございましょう、よく御精がでますことね」「貧乏暇なしですよ」「――あのう……」 お信は爪先きを見下しながら、自分でぱっと顔を赧らめた。
— 山本周五郎 『無頼は討たず』 青空文庫
作例 · 標準
週末も仕事で潰れて、貧乏暇なしとはこのことだよ。
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