相食む
あいはむ
動詞-五段-マ行動詞-他動詞
標準
to compete with each other
文例 · 用例
せめては骨肉|相食むような不幸な家庭、儕輩相※ぐようなあさましい人間の寄り合いを尋ね歩いて、ちぐはぐな心の調律をして回るような人はないものであろうか。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
第一すべての人間が不老不死をねがい他人を押しのけてもチロリウムを入手してこれを服用しようということは神によって造られた人間の犯すべからざる権限であり、さらに骨肉相食む類の醜態を誘発して人類の風紀は下等動物以下に堕落するのは火をみるより明らかなことで、人類の自制によって極力避けなければならぬことです。
— 海野十三 『放送された遺言』 青空文庫
われら地球人類は、そういう一切の同胞相食むの愚を即刻捨て去らねばならないのだ。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
悲しいかな、身心相食む。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
且人惡之」(梁惠王上)と申して居る位で、支那人とて人肉の相食むのを尋常の出來事として看過する筈がない。
— 桑原隲藏 『支那人間に於ける食人肉の風習』 青空文庫
極めて少数の例として生物相食むの事実があるの故も以て、人間が自ら静思熟慮の上之を模倣して全生活の原則とする如きは、誠に浅ましい次第では無いか。
— 石川三四郎 『吾等の使命』 青空文庫
「われわれ地球に棲息する人類は、骨肉|相食む闘争を即時中止し、全人類一致団結して、やがて侵入して来ようとするウラゴーゴルに対する戦闘準備を考究しなければならぬ。
— 海野十三 『地球盗難』 青空文庫
目ざわりじゃないか」「そういう意見もありましたがね、しかし多数の意見は、シナノをあのままにしておいて、われわれが再び人類|相食む野蛮な戦争をしないように、そのいましめの記念塔として、あのままおいた方がいいということになったのです。
— 海野十三 『海底都市』 青空文庫
作例 · 標準
例句