竹牌
たけはい異読 たけパイ
名詞
標準
bamboo tile
文例 · 用例
早い話が未荘の田舎者は三十二枚の竹牌(牌の目の二面を以て成立った牌)を打つだけのことで、麻将を知っている者は偽毛唐だけであるが、城内では小さな餓鬼までが皆よく知っている。
— 魯迅 『阿Q正伝』 青空文庫
男女の突然立ち上ったけはいを受けて一条の落葉が散って来た。
— 岡本かの子 『伯林の落葉』 青空文庫
やがて助教授宮坂は日本人的のぎこちない真面目な顔付きでガルスワーシーを覗き込むようにしながら氏の近作「銀の匙」と「白鳥の歌」に就いて発言しようと口を切った時、玄関へ一団の訪問客の押しかけて来たけはいを感じて言葉を切った。
— 岡本かの子 『ガルスワーシーの家』 青空文庫
どっどっと馬の足音がすると思うと、ふッふッと強い馬の鼻息が聞え、やがて舌金を噛む音が聞えて、馬は庭まで這入ったけはい。
— 伊藤左千夫 『新万葉物語』 青空文庫
階子段の所でちょうど下から上がって来た叔母と行きあったけはいがして、二人が何かいい争うらしい声が聞こえて来た。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
話し声がぱったりやんだかと思うと、にやにや笑って若い野郎がひとり出てきたんですが、裏も横もそれっきり戸のあいた音はなし、女はどこからも逃げ出したけはいもねえからね。
— 首つり五人男 『右門捕物帖』 青空文庫
さるはよし木から落ちることがあっても、右門の目に狂いのあろうわけはないはずでしたから、いってるうちにことりと表の辺にあたって、足音を止めたけはいがありました。
— 村正騒動 『右門捕物帖』 青空文庫
三つ、四つ、五つ、六つ、最後の八つめが鳴ってしまえば、丑の時参りが精根を傾けてのろい祈ると伝えられている、そののろいの時が来るのです――伝六の両足がぶるぶると震えだしたけはいでした。
— のろいのわら人形 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
麻雀の牌は昔から竹で作られていたんだ。この竹牌の質感は独特だな。
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