御襁褓
おむつ
名詞
標準
文例 · 用例
読者としての一定の予備知識水準だけではなく、読者の一定の心掛けを想定した上で、なおムツかしく書かれたものが、不名誉な文章としてのムツかしい文章なのである。
— 戸坂潤 『思想としての文学』 青空文庫
――入口の暖簾は変えたらどうだ、ありゃまるでオムツみたいだからね」 私は出資者のような口を利いて「千日堂」を出た。
— 織田作之助 『神経』 青空文庫
アメリカの漫画によくあるように男が女からかけられたエプロンをかけて、女の代りに子供のオムツも洗ってやる、と誇ることだろうか。
— 宮本百合子 『明日をつくる力』 青空文庫
大は反物、オムツカバー、メリヤスシャツの類からポマード、オシロイ等の化粧品、シャボン、ブラシ、鋏、ナイフ、ヘアピン等の日用品一切にわたって売り歩く。
— 第二回 富山の薬と越後の毒消し≪富山県・新潟県の巻≫ 『安吾新日本風土記』 青空文庫
折から子供が泣きだしたのでオムツをかへてやりながら「よく生きてゐたわね」と言つた。
— 坂口安吾 『復員』 青空文庫
兵舎にはちがいないが、長屋によっては、赤子のオムツや女の腰巻めいた物が干してあり、べつな囲いでは、博奕にうつつを抜かしている車座の群れがある。
— 建武らくがき帖 『私本太平記』 青空文庫