遊び狂う
あそびくるう
動詞
標準
文例 · 用例
それは花園の中を孔雀か何かのようにして遊び狂うていた鳥の翅が急にばらばらと落たような気もちであった。
— 田中貢太郎 『港の妖婦』 青空文庫
脚の太い駄馬の下を潜って遊び狂う子供らの群。
— 海のモザイク 『踊る地平線』 青空文庫
白い波は、いままで自分たちばかりの遊び狂うところだと思っていたのに、真っ白な帆をかけた船が、中へ割り込んできたものだから、びっくりしました。
— 小川未明 『一本の銀の針』 青空文庫
探しあぐねて、筑阿弥がのこのこ帰って行くと、日吉は躍り出して、「わあい」 と凱歌をあげ、晩に帰れば、夕飯も与えられず、仕置にあうことも、その時は頭にもなく、また、遊び狂うのだったが――今日はそういうわけには行かなかった。
— 第一分冊 『新書太閤記』 青空文庫
随って、園の出入口は、全く交通を途絶せられ、園内にさ迷い入る邪魔者を気に掛ける必要もなく、猟奇の同人達は思うがままに遊び狂うことが出来るのだ。
— 江戸川乱歩 『地獄風景』 青空文庫