暖かい色
あたたかいいろ
表現名詞
標準
warm color
文例 · 用例
北西の風が東に回るにつれて、単色に堅く凍りついていた雲が、蒸されるようにもやもやとくずれ出して、淡いながら暖かい色の晴れ雲に変わって行く。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
「風知草」はやわらかいクレパスで、暖かい色調の紅い線で描かれた人生の歴史的時機のクロッキーとも云える作品である。
— 宮本百合子 『解説(『風知草』)』 青空文庫
カメルの駱駝がふくふくに暖かい色彩だつた。
— 林芙美子 『雨』 青空文庫
それが蛤の貝のやうな、暖かい色をしてゐるのは、かすかな光の加減らしい。
— 芥川龍之介 『好色』 青空文庫
十月の日が、眼に入る野と林を暖かい色に染めた中に、人は寝たり起きたりしている。
— 夏目漱石 『永日小品』 青空文庫
八年前の十一月初めて奈良に来た夕、三景楼の二階から紺青にけぶる春日山に隣りして、貂の皮もて包んだ様な暖かい色の円満とした嫩草山の美しい姿を見た時、余の心は如何様に躍ったであろう。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
作例 · 標準
毎日、暖かい色について考えています。
我が社の暖かい色戦略は重要です。
暖かい色の原理は複雑である。
暖かい色という言葉が頭から離れない。