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玉羅紗

たまらしゃ異読 たまラシャ
名詞多音語
1
標準
type of woolen fabric, esp. used for overcoats
文例 · 用例
洋灯のやうな自動電話の中には、紺の玉羅紗のオーヴァを着た中年の男が、時々疳性に耳を掻きながらさつきから、何か受話機に話しかけてゐた――時々チラチラとリラの入口を眺めながら、リラの様子を窺つてゐる風でもある。
林芙美子 「リラ」の女達 青空文庫
昔は玉羅紗とかアルパカだの、カシミヤだのの、いゝウール地が澤山あつたものだが、この頃は手に取つてみると、ぞつとするやうな寒い手ざはりのウール地ばかりであつた。
林芙美子 玄關の手帖 青空文庫
紳士は獵虎の襟の付いた、西班牙犬の毛のように房々した黒い玉羅紗の外套を纏って、(外套の下には大方モーニングを着ているのだろうと推定される)縞のズボンを穿いて、象牙のノッブのあるステッキを衝いた、色の白い、四十|恰好の太った男だった。
谷崎潤一郎 途上 青空文庫
作例 · 標準
祖父が愛用していた玉羅紗のオーバーコートは、今でも驚くほど重厚で暖かい。
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仕立て屋の主人が、最高級の玉羅紗の生地を棚から恭しく取り出した。
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凍てつくような冬の朝、玉羅紗の外套に身を包んで駅へと向かう。
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