御座船
ござぶね
名詞
標準
boat reserved for nobles
文例 · 用例
王の御座船「長蛇」のまわりには敵の小船が蝗のごとく群がって、投げ槍や矢が飛びちがい、青い刃がひらめいた。
— 寺田寅彦 『春寒』 青空文庫
伝え聞く、伊達政宗は松島の風景を愛賞して、船遊びのために二|艘の御座船を造らせた。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
今日この孔雀丸を浮かべるに就いて、旧藩時代の御座船の船頭を探し求めたが、その多数は既に死に絶えて、僅かに生き残っているのは此の数人に過ぎない。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
この老人たちも封建時代の最後の藩侯に仕えて、御座船の御用を勤めたに相違ない。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
そも壽永の初め、指す敵の旗影も見で都を落ちさせ給ひしさへ平家末代の恥辱なるに、せめて此上は、一門の將士、御座船枕にして屍を西海の波に浮ベてこそ、天晴名門の最後、潔しとこそ申すべけれ。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
そも壽永の初め、指す敵の旗影も見で都を落ちさせ給ひしさへ平家末代の恥辱なるに、せめて此上は、一門の將士、御座船枕にして屍を西海の波に浮べてこそ、天晴名門の最後、潔しとこそ申すべけれ。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
これは美しい旗さし物を飾った御座船を肩につるし、哀愁のこもった囃に合わせて、敦盛の討死の物語詩をうたうのだ。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
神輿の御座船は一|際美しい屋形船で、旗|幟や、玉|串などの立ち並ぶ下に、礼装した神官たちがいずまい正し、伶人が楽を奏でるなかに、私の鈴子は美しい巫女の装いして、今宵は化粧も濃く匂うばかりに立ちまじっているのであった。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
作例 · 標準
金箔と見事な彫刻で飾られた豪華な御座船が、水面にその優雅な姿を映しながら進む。
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かつての大名たちが参勤交代の際に使用した御座船が、博物館に大切に保管されている。
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川沿いの祭りで再現された御座船の行列を眺め、江戸時代の華やかな水上文化を追体験する。
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標準
pleasure boat
作例 · 標準
お祭りの夜、数えきれないほどの提灯を灯した御座船が、ゆっくりと川を下る様子は幻想的だ。
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観光客を乗せた屋形船風の御座船から、夜のスカイツリーを眺める贅沢な時間を過ごす。
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御座船の生演奏を聴きながらいただく和食のコース料理は、旅の最高の思い出になった。
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