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槍踊

やりおどり
名詞
1
標準
文例 · 用例
花見の夢の場、奴の槍踊の処は坪内君でなくてアレほど面白く書くものは外にあるまい。
――坪内逍遥―― 明治の文学の開拓者 青空文庫
晩年こそ謹厳いやしくもされなかった大御所古稀庵老人でさえ、ダンス熱に夢中になって、山県の槍踊りの名さえ残した時代、上流の俊髦前光卿は沐猴の冠したのは違う大宮人の、温雅優麗な貴公子を父として、昔ならば后がねともなり得る藤原氏の姫君に、歌人としての才能をもって生れてきた。
長谷川時雨 柳原※子(白蓮) 青空文庫
ははあ、踊るんだな、まだ充分さめきらぬ眼で、その俳優の風俗を見ると、それは絵で見た水木辰之助の槍踊りというようなものに、そっくりです。
勿来の巻 大菩薩峠 青空文庫
わけて池田勝入の槍踊りは、自他共にゆるすものだった。
第八分冊 新書太閤記 青空文庫
以来、信輝の槍踊りは、著名になって、折あるごとに見られたが、本当はそんな烈しい荒芸ではなく、虫の居どころによりなかなか優雅な舞い振りのものであったという。
第八分冊 新書太閤記 青空文庫
酔うには酔うても、まさか槍踊りというわけにもゆくまい。
第八分冊 新書太閤記 青空文庫
青さぎ 小男――豪胆――槍踊り――の三特色をもって、若い時から名物男視されていた池田|信輝入道|勝入斎も、はやよい年配になった。
第十分冊 新書太閤記 青空文庫
あの小男が、諸将、集会のときなど、酔うとすぐ、怪態なかっこうで、よく槍踊りをやったものよ――お許たち、家庭の者には、見せたこともあるまいが」 などと、まねして見せて、家族たちを、笑わせた。
第十一分冊 新書太閤記 青空文庫