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脇戸

わきど
名詞
1
標準
side door
文例 · 用例
唯、紀戸ぞ、脇戸の吉き戸と卜へて、出で行かす時、到り坐す地毎に、品遅部を定めき」とある。
折口信夫 日本文学の発生 青空文庫
岩蔵と謀し合わせて置いたように正門脇の隠し釦を押すと、重い脇戸はスーッと内に開いた。
海野十三 地球盗難 青空文庫
それも、今ではよほど田舎へでも行かないと見られないやうな、広い黒ずんだ欅板の式台と、玄関の障子の両側には黒塗りの横桟の入つた脇戸までがついた、恐しく奥まつた、人間で云ふと極端に内気な独身の四十男のやうな様子をしてゐた。
田畑修一郎 医師高間房一氏 青空文庫
いつそあの障子も脇戸もとり払つて、曇り硝子に高間医院といふ字を抜きましてね、厚い二枚戸でも入れたら――」「うん」 と生返事をしながら、大工の口にした高間医院といふ名前が耳新しく響いたので、房一は思はず微笑した。
田畑修一郎 医師高間房一氏 青空文庫
ユリのかわきどうかしてとまらないのは閉口です、では。
一九三九年(昭和十四年) 獄中への手紙 青空文庫