業務上
ぎょうむじょう
名詞-の形容詞
標準
job-related
文例 · 用例
丁度兄の伊藤八兵衛が本所の油堀に油|会所を建て、水藩の名義で金穀その他の運上を扱い、業務上水府の家職を初め諸藩のお留守居、勘定役等と交渉する必要があったので、伊藤は専ら椿岳の米三郎を交際方面に当らしめた。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
そのすべては娘のかたづいた先の夫の不身持ちから起こったのだといえばそれまでであるが、父母だって、娘の亭主を、業務上必要のつきあいから追い出してまで、娘の権利と幸福を庇護しようと試みるほどさばけない人たちではなかった。
— 夏目漱石 『手紙』 青空文庫
如何にも刑法の規定に依ると、医師は業務上取扱ったことで知り得た他人の秘密を故なく漏すと罰せられることになって居りますが、純潔無垢な花嫁に黴毒をうつすことが罪にならないで、それを妨げるのが却って罪になるのですから、悩みを感ぜざるを得ないじゃありませんか。
— 小酒井不木 『暴風雨の夜』 青空文庫
然し、H署ではこの事件を「業務上過失致死事件」として、一件書類を区裁判所検事局に送って来たのである。
— 浜尾四郎 『彼は誰を殺したか』 青空文庫
十人の証人が居て悉く子爵に不利益な証言をした所で事件は業務上過失致死罪の罰、即ち三年以下の禁錮又は千円以下の罰金ですむ筈です。
— 浜尾四郎 『彼は誰を殺したか』 青空文庫
それまで両社にいっさい業務上の関係はなかったが、創業者としての共感と稲盛の経営理念への信頼が、友納を京都セラミツクの懐に飛び込ませた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
それから十二時か一時頃になって支配人の笠圭之介が遣って来て三人寄って紅茶か、ホット・レモンを飲みながら業務上の打合わせをする。
— 夢野久作 『二重心臓』 青空文庫
」 また、或る時、会社で、業務上の相談会のあと、主任の江川は彼の肩を叩いて囁くように言いました。
— ――近代説話―― 『水甕』 青空文庫
標準
in the course of one's work