死々
死々
名詞
標準
文例 · 用例
飛瀑の如き水は我頭上に灌ぎ、身は非常なる氣壓の加はるところとなりて、眼中血を迸らしめんと欲するものゝ如く、五官の能既に廢して、わが絶えざること縷の如き意識は唯だ死々と念ずるのみ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
招かれて、夕方から高橋さんを訪う、令弟(茂夫さん)戦死し遺骨に回向する、生々死々去々来々、それでよろしいと思う。
— 種田山頭火 『四国遍路日記』 青空文庫
生々死々、去々来々、そのなかから、或はそのなかへ、仏が示現したまうのである。
— 種田山頭火 『独慎〔扉の言葉〕』 青空文庫
生々死々去々来々、南無大師遍照金剛々々々々々々々々。
— 種田山頭火 『遍路の正月』 青空文庫
五十五才にして五十五年の非を知る、噫、生々死々去々来々転々また転々。
— 種田山頭火 『旅日記』 青空文庫
生々死々、去々来々。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
先々死々去々来々、それはそれでよいではないか、なぜこんなにこだはるのだ。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
蕗の皮を剥ぎつゝ物を思ふ、よう剥げることも追憶の種だ、生々死々去々来々のことはりはよく解つてゐるけれど寂しいことにかはりはない。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫