天の岩戸
あまのいわと
表現名詞
標準
Gate of the Celestial Rock Cave
文例 · 用例
旅順の要塞が陥落すると、日本の国内は、もったいないたとえだが、天の岩戸がひらいたように一段とまぶしいくらい明くなり、そのお正月の歌御会始の御製は、 富士の根ににほふ朝日も霞むまで としたつ空ののどかなるかな まさに日本は、この時、確実に露西亜を打破ったのだといってよい。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
天の岩戸の昔よりという意気組であります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
曰く、天の岩戸扇石、一名辨慶七戻り、高天の原、紫雲石、天の岩戸胎内潜り、國割石、神樂石、大黒石、北斗石、寶珠石、大神石など是れなり。
— 大町桂月 『春の筑波山』 青空文庫
『知識』でも、『力』でも、『眞』でも、『徳』でも、『淨化』でも、『豫言』でも、いかなる神の力でも開かれなかつた天の岩戸が、『笑』の女神の力によつて開かれた。
— 島崎藤村 『桃の雫』 青空文庫
天照という女酋長が、出来上ることをたのしみにして織っていた機の上に弟でありまた良人であって乱暴もののスサノオが馬の生皮をぶっつけて、それを台なしにしてしまったのを怒って、天の岩戸――洞窟にかくれた話がつたえられている。
— ――誰がために―― 『衣服と婦人の生活』 青空文庫
中将は、「腹をたててあなたが天の岩戸の中へはいってしまえばそれが最もいいのですよ」 と言って立って行った。
— 行幸 『源氏物語』 青空文庫
十和田湖前より別路を取り、大黒天、天の岩戸、金の神、山の神、火の神、風の神などの巖窟を見て、西海の濱に出で、近く惠比須島を見て歸途に就き、織田氏の家に小憩して、黄昏の頃、宇樽部に歸りぬ。
— 大町桂月 『十和田湖』 青空文庫
裸一貫のお酌は天の岩戸以来初めてだろう」「妾にもお盃を頂かして下さい」「オイ来た。
— 夢野久作 『超人鬚野博士』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日天の岩戸について考えている。
天の岩戸という言葉は日本語で重要だ。
彼は天の岩戸の意味を理解している。
この文には天の岩戸が含まれている。