抜刄
ぬけじん
名詞
標準
文例 · 用例
それならさうと言へば、器用に見せたものを、五郎正宗でも何んでも良い、無銘の備前物だが、長い方にも脇差にも、一點の血曇りも無いぞ、よく見るが宜い」 松井小八郎は全く良い男でした、平次と八五郎の思惑がわかると、深くとがめる樣子もなく、カラカラと笑つて、拔刄を投出すのです。
— 弱い浪人 『錢形平次捕物控』 青空文庫
外に拔刄が一本、あまり長くはない。
— 女辻斬 『錢形平次捕物控』 青空文庫
血だらけの拔刄のまゝで、その血が膠のやうに粘り附いてゐるのも無氣味です。
— 血塗られた祝言 『錢形平次捕物控』 青空文庫