国の母
くにのはは
表現名詞
標準
empress
文例 · 用例
この事を詳しく書いて、英国の母や友人のところへ知らせてやりました。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
英国の母親は子供を教育するのに、自分の母親が自分をしつけて呉れた通りにし、米国の母親は、自分が子供の時母親に仕て貰ひたかつたやうに、吾が児を教育するといふ事だが、倫理の教師といふものは、自分にするのは厭な癖に、他には何かと難かしい事をさせたがるものだ。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
弟が夕方、多分学校へ出る途中であろう、「姉さんがこれを……」と云って、国の母の手づくりのかき餅、糟づけの瓜など届けて呉れることがあった。
— 宮本百合子 『沈丁花』 青空文庫
白地の壁紙、その裾を廻って重くたれ下がって居る藁の掛布、机、ランプスタンド、其等は、今彼女の手にふれる総ての書籍が、遠い故国の母の手元から送られたものであると同様の有難さをもって、彼の手に作られたものである。
— 宮本百合子 『樹蔭雑記』 青空文庫
姫君が国の母の御位をお占めになった暁には住吉の神をはじめとして仏様への願果たしをなさるようにと申しておきます。
— 若菜(上) 『源氏物語』 青空文庫
衣服は国の母が手織木綿の品を送て呉れて夫れには心配がないから、少しでも手許に金があれば直に飲むことを考える。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
国の母がおりますとモット美味しく拵えますけれども」ととかく返事が横に外れる。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
「そうそう、私がお暇いただく三日ほど前にお国の母様が、東京さあ嫁づいて居なさる上の娘さんげから送ってよこしたちゅうて紫蘇を細あく切って干た様なのをよこしなすったんですがない、瓶の蓋が必してあきませんでない又、東京さ、たよりして、どうして使うべえてきいてやりなすたのえ。
— 宮本百合子 『農村』 青空文庫
作例 · 標準
皇后陛下は、国民から「国の母」として敬愛されている。
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歴史上の「国の母」は、時に政治にも大きな影響を与えた。
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「国の母」としての責任を全うするため、彼女は日々公務に励んだ。
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