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根を張る

ねをはる
表現動詞-五段-ラ行
1
標準
to spread its roots (of a tree, etc.)
文例 · 用例
だが松田優作が「ブラック・レイン」で静かに描き出した巨大都市に根を張る負のイメージは、物忘れの素晴らしく良いこのオレの脳裏からもしばらくのあいだ離れそうもない。
富田倫生 青空のリスタート 青空文庫
刺戟や苦惱やになれて來た今にして思へば、その當時の事は、たゞ一寸深き注意を要したに過ぎぬ位の事であつたかも知れないけれど、これといつて一生の根を張るものにめぐり合はず、離れつ即きつしつゝ漂つてゐる浮草のやうな生活の上にあつた私達には、ほんとに恐しいその二年間でした。
――ある妻の手紙―― 青空文庫
岡田君と連立つて久松山の古城址を訪ねて見ると、苔蒸した石垣の間に根を張る樹木の感じも深く、堀に殘つた青い蓮もそこに夏のさかりを語り顏であつた。
島崎藤村 山陰土産 青空文庫
哲學が藝術、科學等の諸文化の中に根を張るやうになることが哲學のわかり易くなるために必要な條件である。
三木清 哲學はやさしくできないか 青空文庫
しっかりと根を張ることを忘れまいとして、眼を内心に向けることである。
豊島与志雄 ヒューメーンということに就て 青空文庫
若い時に植える種子は、後年植えるものよりいっそう深く根を張る
新渡戸稲造 自警録 青空文庫
特に近頃となえらるる人道主義なるものは、もしそういうものがあるとしたら、かかる風潮によって益々しっかと根を張るべきである。
豊島与志雄 作品の倫理的批評 青空文庫
その代りに、正しい生存様式――生活――は益々力強く健かに根を張るであろう。
豊島与志雄 秋の気魄 青空文庫
作例 · 標準
老木は、何十年もかけて大地に深く根を張り、どっしりと構えている。
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この植物は、乾燥に強く、地中深くまで根を張るため、水やりを頻繁にする必要がない。
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嵐に耐えうる強い木は、地下でしっかりと根を張っているものだ。
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2
標準
to take root (of an ideology, etc.)
作例 · 標準
その民主主義の思想は、国民の間に深く根を張り、社会の基盤となった。
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彼の提唱した新しい理論は、多くの研究者の支持を得て、学界に広く根を張った
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彼女の提案した改革案は、組織の隅々にまで根を張り、徐々に浸透していった。
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3
標準
to put down roots
作例 · 標準
彼はこの町で仕事を見つけ、家を借り、ようやくこの土地に根を張ることができた。
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移住してきたばかりの家族は、地域の人々と交流しながら、新しい生活に根を張ろうとしている。
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長年旅を続けたが、彼はついにこの穏やかな土地に腰を落ち着け、根を張ることを決めた。
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