五度
ごど
名詞
標準
fifth (interval)
文例 · 用例
かくて視たところを綜合して言えば、山の頸部は、三十五度の傾斜から、次第に緩和して二十度、十五度、十度と、延んびりした線を、大裾野へ引き落し、末端は五度位にちぢんでいるが、富士山の如く、草山三里、木山三里、石山三里という割り当ては、シャスタには応用出来ない。
— 小島烏水 『火と氷のシャスタ山』 青空文庫
だから、捲上の線は余分な土や岩石を掘り取らないように、四十五度以上にも峻嶮に、川上と川下とから穴の中に辷り込んでいた。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
風雪というものを知らない国があったとする、年中気温が摂氏二十五度を下がる事がなかったとする。
— 寺田寅彦 『津浪と人間』 青空文庫
碁盤縞がそのまま左右いずれへか回転して、垂直線と四十五度の角をなして静止した場合、すなわち、垂直の平行線と水平の平行線とが垂直性および水平性を失って共に斜に平行線の二系統を形成する場合、碁盤縞はその具有していた「いき」を失うのを常とする。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
箱根ホテルでは勘定をもって来てくれと四、五度も頼んで待ち草臥れた頃にやっと持って来たのであったが、熱海ホテルの方ではまだお茶を飲んでいる最中に甲斐甲斐しい女給仕が横書きの勘定書をもって来て、「サービス三十銭頂戴します」と云った。
— 寺田寅彦 『箱根熱海バス紀行』 青空文庫
(明治四十年十月二十七日『東京朝日新聞』) 二十七 蟻の知覚 蟻が温度の変化に対してどれだけの感覚力をもっているかという事を調べた人の説によると、大抵の蟻は摂氏の〇・五度くらいなわずかな変化でも識別するそうである。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
氷点以下七度、十一度、十五度、そして、ついに二十度以下にさがってしまった。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
用事をすませてバルチモーアに立つという日に、急に「熱波」が退却して寒暖計は一ととびに九十五度から六十度に下がってしまったのである。
— 寺田寅彦 『夏』 青空文庫
作例 · 標準
音楽理論では、完全五度は安定した響きを持つ。
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彼の歌声は、ピアノの五度の和音とよく調和していた。
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バイオリンの弦は、完全五度の関係で調弦されている。
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