売値
うりね
名詞頻度ランク #38346 · 青空 14 例
標準
selling price
文例 · 用例
その代り売値の価を廉くする。
— 岡本かの子 『とと屋禅譚』 青空文庫
「卸値で売っとくれや」 巳之助は村の雑貨屋へ、作った草鞋を買ってもらいによく行ったので、物には卸値と小売値があって、卸値は安いということを知っていた。
— 新美南吉 『おじいさんのランプ』 青空文庫
たとえば、村の雑貨屋は、巳之助の作った瓢箪型の草鞋を卸値の一銭五|厘で買いとって、人力曳たちに小売値の二銭五厘で売っていたのである。
— 新美南吉 『おじいさんのランプ』 青空文庫
「旦那様が御所望でございましたから、お譲り申したまでのこと、なんぼ売代をやらうとおつしやつたところで、商ひにせぬ品物には、売値のつけやうがございませぬ」「強情な親爺だな」喜平の声はいくらか高調子になりました。
— 薄田泣菫 『小壺狩』 青空文庫
「商ひにせぬ品物に売値はないといふのか。
— 薄田泣菫 『小壺狩』 青空文庫
紀君の仏画はまだ見た事もないし、それに売物の事だから彼是言はうとも思はないが、一体何を標準に一万円といふ売値をつけたのだと訊いてみると、亡くなつた岡倉覚三氏がその画を見て、米国へ持込んだら屹度三万円には売れるだらうといつた、その一|言を標準に、大負けに負けて一万円といふのださうな。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
絵は売る為めに註文したので、画家に会つた為に売値を崩すやうな事があつても詰らなかつた。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
知識を売値につけ込むのはまだしもだが、日本の農夫は「無知識」を高く売りつけようとしてゐる。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
例句