逃げ走る
にげはしる
動詞-五段-ラ行
標準
to flee
文例 · 用例
灰色とも白とも淡褐色ともつかない・砂と殆ど見分けの付かない・一寸蝉の脱け殼のやうな感じの・小さな蟹が無數に逃げ走るのである。
— ――ミクロネシヤ巡島記抄―― 『環礁』 青空文庫
灰色とも白とも淡褐色ともつかない・砂とほとんど見分けの付かない・ちょっと蝉の脱け殻のような感じの・小さな蟹が無数に逃げ走るのである。
— ――ミクロネシヤ巡島記抄―― 『環礁』 青空文庫
「さあ、もうすこし前へ往こう」 鬼使の一人がそう言って前の方へ歩くので、※は逃げ走るようにそれに随いて往った。
— 田中貢太郎 『令狐生冥夢録』 青空文庫
逃げ走る影をみると、同じ姿の同じ血を浴びた十五郎がふたりいるのです。
— 千代田城へ乗り込んだ退屈男 『旗本退屈男 第十一話』 青空文庫
河原の闇の中を必死に逃げ走る影を目がけて、不気味な銃声がしばらく谺していたが、やがてその影が消えて了ったかと思うと一緒に、ふつりと銃声もやまって、しいんと切ってすてたように、あたりが静まりかえった。
— 佐々木味津三 『流行暗殺節』 青空文庫
繰り顕われては走り去るそれら一瞬の光景が、どれも鄙びた羞しさで、顔を匿して逃げ走る生き物のように見えた。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
無智無力の小民ら、戈を倒にすることもなかるべけれども、われわれは客分のことなるゆえ一命を棄つるは過分なりとて逃げ走る者多かるべし。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
……逃げ走る敵の足音!
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
作例 · 標準
爆発音が響き渡ると、パニックに陥った群衆が我先にと逃げ走った。
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犯人は路地裏を猛スピードで逃げ走り、追跡する警官を引き離そうとした。
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いたずらが見つかった子供たちは、笑い声を上げながら広場を逃げ走っていく。
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