片手業
かたてわざ
名詞
標準
side job
文例 · 用例
片手業と云ふのもをかしいが、どうでせう、少し働いて見たいんです。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
」 と、八郎がすぐに長火鉢の前へ膝を支くと、「そこは混雑するからさ――唯今御挨拶を――」 と私には言いながら、八の脱いだ外套と帽子を、置戸棚の傍へ押束ねざまに、片手業に火鉢にかかった湯気を噴く鉄瓶を提げて、すいと二階へ上って行く。
— 泉鏡花 『卵塔場の天女』 青空文庫
おぬしほどの力量があれば、城の二つ三つも攻め落さうは、片手業にも足るまじい。
— 芥川龍之介 『きりしとほろ上人伝』 青空文庫
骨細で柔かで、八五郎の腕の中に、雪女郎のように消えそうなのを、享楽するような心持で、片手業で懐ろの捕縄を探ります。
— 怪盗系図 『銭形平次捕物控』 青空文庫
身に覺えた仕立てなどは、片手業で出來る筈もなく、伊勢屋さんのお情けで少しばかり仕事を廻して貰ひ、娘が夜の目も寢ずに働いて、やつと二人口を過して居ります。
— 娘の役目 『錢形平次捕物控』 青空文庫
「退いてくれ、――俺は、大變なことを忘れてゐた」 片手業にお燗番の卯八をかき退けると、豫て用意したらしい、木槌を取つて、船底の栓を横なぐりに叩くのです。
— 笑ひ茸 『錢形平次捕物控』 青空文庫
「退いてくれ、――俺は、大変なことを忘れていた」 片手業にお燗番の卯八をかき退けると、予て用意したらしい、木槌を取って、船底の栓を横なぐりに叩くのです。
— 笑い茸 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
彼は平日は教師として教壇に立ち、夜は片手業で翻訳の仕事を引き受けている。
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「片手業で始めたネットオークションが、今や本業の給料を上回る勢いなんだ」
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農業を片手業で営むのは簡単ではないが、彼は週末を返上して実家の畑を守り続けている。
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標準
one-handed act
作例 · 標準
熟練のバーテンダーは、シェイカーを片手業で見事に操り、カクテルを仕上げていく。
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「見て見て! 弟が片手業で懸垂を10回もやったんだよ。信じられる?」
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ピアニストが左手だけの片手業で弾く『シャコンヌ』は、両手で弾くよりも力強く心に響いた。
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