年の割に
としのわりに
表現
標準
for one's age
文例 · 用例
しかし白粉気のない顔の表情はどこかそこらの高等女学校生徒などと比べては年の割にふけて見えるのである。
— 寺田寅彦 『初冬の日記から』 青空文庫
年は四十に尚だ二ツ三ツ間があるといふことであるが、頭は既う胡麻鹽になツて、顏も年の割にしなびてゐる。
— 三島霜川 『解剖室』 青空文庫
カルタをして居るボニ侯爵は年の割に艶々して居る。
— 岡本かの子 『ドーヴィル物語』 青空文庫
なお女の言うところに依るとイベットはまだ年の割に子供である。
— 岡本かの子 『ドーヴィル物語』 青空文庫
が、そうでなくても、元来年の割にませていて、彼等上級生達の思い上った行為に対しても時として憫笑を洩らしかねない彼のことだし、それにその頃から荷風の小説を耽読する位で、硬派の彼等から見て、些か軟派に過ぎてもいたので、これは上級生達から睨まれるのも当然であったろう。
— 中島敦 『虎狩』 青空文庫
」――これに対して、私も一工夫したいようにも思ったが、年の割に頭も禿げているし、露出に――学校教授、槙村と名刺で済ました。
— 泉鏡花 『卵塔場の天女』 青空文庫
暇さえあれば表へ出て、犬にからかったりなんかしているばかりで……」「なるほど勇どんはよく働くようですね」 勇吉は金兵衛の遠縁の者で、やはり十一の年から奉公に来て、まだ六年にしかならないが、年の割にはからだも大きく人間も素捷い方で、店の仕事の合い間には奥の用にも身を入れて働く。
— 津の国屋 『半七捕物帳』 青空文庫
近所じゃあ山師坊主だなんて云うものは一人もありませんよ」「小坊主はどうだ」「小坊主は十六で年の割には体も大きく、見かけは頑丈そうですが、ふだんから薄ぼんやりした奴で、別にこうと云うほどのこともないそうです。
— 地蔵は踊る 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
「おじいちゃん、年の割に足腰がしっかりしていて元気だね!」
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あの子は年の割に考え方がしっかりしていて、大人顔負けの発言をすることがある。
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彼は年の割に若く見えるので、大学生だと間違われることも多いらしい。
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