抜かる
ぬかる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to make a mistake
文例 · 用例
講親が、「欣八、抜かるな。
— 泉鏡花 『菎蒻本』 青空文庫
この失策は、必ず、上方にて取戻して御覧に入れます」「抜かるな」「み、深雪を、何うか――」「うむ――綱手、予々申付けある通り、命も、操も、御家のためには捨てるのじゃぞ。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
若旦那、呼んで来いっ」「よしっ」 南玉は、走りながら「抜かるなよ――逃がすな」 庄吉が、頷いて「逃がすかえ」 と、叫んだ時、深雪が「兄を呼ばぬよう」 月丸の腕の中でもがきながら、二人へ叫んだ。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
これからの斜面は悪くないが、抜かると烏帽子沢をダイヴするので慎重に登った。
— 松濤明 『一ノ倉沢南稜』 青空文庫
これならもう、鬼仏洞を見に入っても、抜かるようなことはあるまいという自信がついた。
— 海野十三 『鬼仏洞事件』 青空文庫
妙念は立てるがままに息たえし死相のごとく、生色をひそめて凝立したりしが、ややありて引き抜かるるがごとく唐突に上手坂路の一角に走り、不安なる期待の間上りくる怪体を窺視せるや、たちまちにして疑惧を明らかにしたる表情にて。
— 郡虎彦 『道成寺(一幕劇)』 青空文庫
この点において、駒井甚三郎の準備に、抜かるところは無いか?
— Ocean の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
落着く先を見極めさえすれば、わけもなく眼鼻がつくよ」「それじゃ親分」「抜かるな、八」「なアに、二本差でなきゃ、たかが知れていますよ」 八五郎はヒラリと身をひるがえすと、怪しの男が平内様の堂を離れるのと一緒でした。
— 第廿七吉 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
うっかり大切な書類を提出し忘れてぬかるところだった。
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試験で問題を一つぬかってしまい、合格ラインに届かなかった。
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あの時、一歩間違えれば大きくぬかっていたかもしれないと思うと冷や汗が出る。
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