幻辞.com

仏恩

ぶつおん
名詞
1
標準
grace of Buddha
文例 · 用例
」と自督懺悔し、そして三願転入の文に直ちについで、「ここにひさしく願海にいりて、ふかく仏恩をしれり。
三木清 親鸞 青空文庫
それが、この度、仏恩によりまして、此庵に落ち着かせていたゞく事になりまして以来、朝に、夕べに、海あり、雲あり、而も一本の柱あり、と申す訳で、況んや時正に仲秋、海につけ、雲につけ、月あり、虫あり、是れ年中の人間好時節といふ次第なのであります。
尾崎放哉 入庵雑記 青空文庫
和尚は説教の座へ登る事があると、――今でも行って御覧になれば、信行寺の前の柱には「説教、毎月十六日」と云う、古い札が下っていますが、――時々和漢の故事を引いて、親子の恩愛を忘れぬ事が、即ち仏恩をも報ずる所以だ、と懇に話して聞かせたそうです。
芥川龍之介 捨児 青空文庫
父はまた年頃、西本願寺をして王事に力を致さしむることを計るは、仏恩に報ずる所以なるを思ひ、然かするには先づ豐臣氏以来杆格を来せる薩藩と和し、又長州藩と往来し、両藩を輔けて朝廷に報効せしむるに如くなしと思ひければ、前の年既に両藩と西本願寺との間に周旋して和親を結びたりき。
與謝野禮嚴 禮嚴法師歌集 青空文庫
彼等は上、王侯を知らず、傍、牧伯を恐れず、彼等は僅に唯仏恩の慈雨の如くなるを解するのみ。
芥川龍之介 木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌) 青空文庫
かうすることが、彼として仏恩に酬ゆる唯一の道だつたのである。
万葉集以後の歌風の見わたし 短歌本質成立の時代 青空文庫
私の金峰登山は謂わば蔵王権現の導きであるから、帰命宝蓮花を三唱して仏恩に感謝しなければなるまい。
木暮理太郎 金峰山 青空文庫
他力の信をえんひとは、仏恩報ぜんためにとて、如来二種の廻向を、十方にひとしくひろむべし。
亀井勝一郎 大和古寺風物誌 青空文庫
作例 · 標準
その鮮やかな色彩から、仏法僧(鳥)は「空の宝石」とも呼ばれる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite