重んずる
おもんずる
動詞-ずる変動詞-他動詞
標準
to honor
文例 · 用例
予審及捜査に関する調書上の記述よりも、被告が法廷でした供述を重んずるといふ主義の裁判官であるならば、彼等は当然無罪となるべきものであつた。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
一體家の阿父なんぞは、慈愛だとか、人權を重んずるとかいふ考があツて耐るものじやない、とすりや、俺が此の家の嗣子となツたといふのも、俺自身に子爵家の嫡子となツてのさばる資格があるのじやなくツて、事件が作ツた資格さ。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
したがって後者の良心は、客観の明徹を期し、真実を確実にすることに存するので、彼等が主観主義者の感情的態度を排するのは、この「真実」を重んずる認識的良心によるのである。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
さて西洋の詩にあっては、内容を重んずる一派のものと、形式を重視する一派のものと、二つの系統に別れている。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
英吉利のやうに個人の自由を重んずる国が、強制徴兵案を議会に提出するのみならず、それが百五対四百三の大多数を以て第一|読会を通過したのを見ても、其消息はよく窺はれるだらう。
— 夏目漱石 『点頭録』 青空文庫
けれども、式部は義理を重んずる武士であった。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
坦坦翁、生平実に坦坦、文章学術を以て太祖に仕え、礼儀の制、選挙の法を定むるの議に与りて定むる所多く、帝の洪範の注成るや、命を承けて序を為り、勅修の書、省躬録、書伝会要、礼制集要等の編撰総裁となり、居然たる一宿儒を以て、朝野の重んずるところたり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
特に洪武の末に至っては、元勲宿将多く凋落せるを以て、炳文は朝廷の重んずるところたり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
作例 · 標準
例句