年内に
ねんないに
副詞
標準
within the year
文例 · 用例
次に「今後五十年内に日本南海岸のうち一部分に強震あるべし」という事がよほど確実なりと仮定せよ。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
そんなことをすれば一年内に、一個聯隊の兵士がみんな内地へ帰ってしまわなければならないだろう。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
それとても年内に梅が咲きますくらいは何とも気にはなりませんが、ただ、茄子が生ったのは、前代未聞じゃ、と申して、それからの事で。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
尤も師走に想像を逞しくしてはならぬと申し渡された次第でないから、節季に正月らしい振をして何か書いて置けば、年内に餅を搗いといて、一夜明けるや否や雑煮として頬張る位のものには違ないが、御目出たい実景の乏しい今日、御目出たい想像などは容易に新聞社の頭に宿るものではない。
— 夏目漱石 『元日』 青空文庫
一日、己酉、諸人の愁訴相積るの由、聞食すに依りて、年内に是非せしむ可きの旨、奉行人等に仰せらると云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
長年内に居た書生の事、随分、我儘も言ったり、甘えたり、勉強の邪魔もしたり、悪口も言ったり、喧嘩もしたり。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
「貴兄の短篇集のほうは、年内に、少しでも、校正刷お目にかけることができるだろうと存じます。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
年内に江戸表へ送金せねば、家中一同年も越せぬというありさま故、満右衛門はほとほと困って、平野屋の手代へ、品々追従賄賂して、頼み込んだが、聞き入れようともせず、挙句に何を言うかときけば、「――頼み方が悪いから、用達出来ぬ」 との挨拶だった。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
作例 · 標準
年内に引っ越しを済ませたいので、物件探しを急いでいる。
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新しいシステムは、年内に稼働開始を目指している。
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この書類は、年内に提出しなければならない。
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