幻辞.com

於兎

おと
名詞
1
標準
文例 · 用例
しかし亭主がその坊っちゃんというのは大変綺麗な坊っちゃんだったそうだ、十一、二の頭髪を長く延ばして二十五、六の女中や大層年を取ったお爺さんを連れておいでになったそうだ、と何の気なしに話し出したところが、相手はたちまち何とも言えぬ暗い表情をして、「於兎吉どん!
橘外男 逗子物語 青空文庫
わしも於兎吉どんから聞いて魂消ておりますところでございますが」 と茂十さんはポツリポツリとその重い口から私の聞きたいことを知らせてくれた。
橘外男 逗子物語 青空文庫