ご不浄
ごふじょう
名詞
標準
bathroom
文例 · 用例
昨夜、お店で前川がご不浄に立ったとき、(明日二時、ちょっと来ます)と、行きずりに囁いたので、早く店へ行かねばならず、大急ぎで化粧をした。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
とっくにもうお番所だと思いましたから、あっしゃご不浄の中までも捜したんですぜ。
— 卍のいれずみ 『右門捕物帖』 青空文庫
居ないわネ」「ど、どこへ行ったんでしょうネ」「ご不浄へ行ったんじゃないこと」「ああ、ご不浄へネ。
— 海野十三 『柿色の紙風船』 青空文庫
この方、ご不浄へ行っちゃいけないことになってんのよ」「まあどうして?
— 海野十三 『柿色の紙風船』 青空文庫
つまり肛門にラジウムを差し込んであるんだから、ご不浄へは行っちゃいけないのよ」「治療中だからなのねェ」「それもそうだけれどサ、もし用を足している間に、下に落ちてしまうと、あのラジウムは小さいから、どこへ行ったか解らなくなる虞れがあるでしょう」「そうね。
— 海野十三 『柿色の紙風船』 青空文庫
あたし、ご不浄へ行って探してみるわ。
— 海野十三 『柿色の紙風船』 青空文庫
ご不浄の手洗の鏡にまで白墨で書いてある。
— 四幕と声のみの一場よりなる喜劇 『速水女塾』 青空文庫
好子 ご不浄でもないわ。
— 岸田國士 『雪だるまの幻想(ラジオ・ドラマ)』 青空文庫
作例 · 標準
「失礼、ちょっとご不浄を拝借します」と言って、彼は席を立った。
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古い旅館の廊下の突き当たりに、木造りの清潔なご不浄があった。
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おばあちゃんはトイレのことを今でも「ご不浄」と上品な言葉で呼んでいる。
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