いびる
いびる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞
標準
to pick on
文例 · 用例
「私が寝台の上に乗っけよう、そのかわり、奥様の後で、私がいびるのですよ」 年増はふうふうふうと云うように笑いながら、讓の体を軽がると抱きあげて寝台の上へ持って往った。
— 田中貢太郎 『蟇の血』 青空文庫
「私が寝台の上へ乗つけやう、その代り、奥様の後で、私がいびるんですよ、」 年増はふうふうふうと云ふやうに笑ひながら、譲の体を軽軽と抱きあげて寝台の上へ持つて行つた。
— 田中貢太郎 『蟇の血』 青空文庫
この夜更けに、婆さんの癖にどこをほうついてたろう、嫁と喧嘩でもして、出て来たかも判らない、この比は、嫁をいびるよりか、姑をいびる嫁が多いなんて、ひどく婆さんの肩を持って、その方を見ると、黄ろな頬の肉の厚いちょいと因業らしい婆さんですよ。
— 田中貢太郎 『雪の夜の怪』 青空文庫
「あんなにいびるくらいなら、余所へくれた方がいいわ。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
いびるのは、お前やあらへんか」 百城が「その義観が?
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
「あんまりいびるでねえ、こら」 さう云ひすてゝ、彼は檻を小屋の中へしまひ、小屋の戸に鍵をかけ、それから、ふと思ひ出したやうに、そこにゐる若者の一人に、「おい、昨夜の集りでお前たちや何を相談した?
— 岸田國士 『泉』 青空文庫
やっぱり坊ちゃんをいびるんじゃない?
— 第一部 『次郎物語』 青空文庫
でも、いびる気なんかまるっきりないよ。
— 第一部 『次郎物語』 青空文庫
作例 · 標準
後輩をいびるのは職場のトラブルの元になる。
先輩がわざと後輩をいびるパターンは昔からあった。
彼はいじめのような形で同期をいびっていた。
いびるような経営方針は優秀な人材の流出を招く。