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年ごとに

としごとに
副詞
1
標準
annually
文例 · 用例
けれども常識は、十年ごとに飛躍する。
太宰治 創作余談 青空文庫
「この地方に数年あるいは数十年ごとに津浪の起るのは既定の事実である。
寺田寅彦 津浪と人間 青空文庫
それは大阪の市が南へ南へ伸びて行こうとして十何年か前までは草深い田舎であった土地をどんどん住宅や学校、病院などの地帯にしてしまい、その間へはまた多くはそこの地元の百姓であった地主たちの建てた小さな長屋がたくさんできて、野原の名残りが年ごとにその影を消していきつつあるというふうの町なのであった。
梶井基次郎 のんきな患者 青空文庫
年ごとに来て喫うなる」というのは、噴火の間歇性を暗示する。
寺田寅彦 神話と地球物理学 青空文庫
年ごとに咲くや吉野の桜花  樹を割りて見よ花の在所を これも同じ心持ちを詠んだ歌であります。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
わたしは昔の元園町がありありと眼前に泛んで、年ごとに栄えてゆくこの町がだんだんに詰らなくなって行くようにも感じた。
岡本綺堂 思い出草 青空文庫
元園町は年ごとに栄えてゆくと同時に、獅子を呼んで小児に見せてやろうなどという悠暢した人はだんだんに亡びてしまった。
岡本綺堂 思い出草 青空文庫
しかも日が暮れてから帰宅するので、この柳のかげに休息して凉風に浴するの機会がなく、年ごとに繁ってゆく青い蔭をながめて、昔年の凉味を忍ぶに過ぎなかったが、我国に帝国議会というものが初めて開かれても、ここの柳は伐られなかった。
岡本綺堂 御堀端三題 青空文庫
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