崖地
がけち
名詞
標準
文例 · 用例
「自然」豊島与志雄 私の家の東側は、低い崖地になっている。
— 豊島与志雄 『「自然」』 青空文庫
かくてこの崖地、僅かの坪数ながら、自然の風趣に富む。
— 豊島与志雄 『「自然」』 青空文庫
それを掃き集めて崖地に撒布するのが、家人の日常雑用の一つとまでなっている。
— 豊島与志雄 『「自然」』 青空文庫
庭先にあって目触りとなる落葉は、自然のまま放置されてる崖地に撒かれると、おのずからその所を得て落付き、却って人目を慰める。
— 豊島与志雄 『「自然」』 青空文庫
落葉ばかりでなく、枯枝や藁屑までも、この崖地はその「自然」のなかに、抱擁し同化する。
— 豊島与志雄 『「自然」』 青空文庫
その崖地に、私は家居の日幾度か、おのずから誘い込まれる。
— 豊島与志雄 『「自然」』 青空文庫
物の散らかるに任せ植物の生い茂るに任せられたこの崖地の中で、一片の紙片や糸屑が、如何に醜く人目につくことか!
— 豊島与志雄 『「自然」』 青空文庫
私は崖地から足を返す。
— 豊島与志雄 『「自然」』 青空文庫