旅の人
たびのひと
表現名詞
標準
traveler
文例 · 用例
中にあの三|間間口一杯の布袋が小山のような腹を据えて、仕掛けだろう、福相な柔和な目も、人形が大きいからこの皿ぐらいあるのを、ぱくりと遣っちゃ、手に持った団扇をばさりばさり、往来を煽いで招くが、道幅の狭い処へ、道中双六で見覚えの旅の人の姿が小さいから、吹飛ばされそうです。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
」 四「時に何かね、今|此家の前を車が二台、旅の人を乗せて駈抜けたっけ、この町を、……」 と干した猪口で門を指して、「二三町行った処で、左側の、屋根の大きそうな家へ着けたのが、蒼く月明りに見えたがね、……あすこは何かい、旅籠屋ですか。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
旅の人でも迷って来たかな。
— 岡本綺堂 『影』 青空文庫
うしろのほうから、大きな声で、「おーい、旅の人。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『旅の仲間』 青空文庫
これで見るとこの路も旅の人間が通り、のどがかわけばこの泉でうるほして行くのです。
— 新美南吉 『百姓の足、坊さんの足』 青空文庫
次の日、旅の人が見つけて持ってったかも知れない」「そいじゃ、家にはもう一つもランプなしになっちゃった?
— 新美南吉 『おじいさんのランプ』 青空文庫
三 旅の人や、町へゆく人は、しんたのむねの下の椿の木に、賽銭箱のようなものが吊るされてあるのを見ました。
— 新美南吉 『牛をつないだ椿の木』 青空文庫
「ここに井戸を掘って旅の人にのんでもらおうと思います。
— 新美南吉 『牛をつないだ椿の木』 青空文庫
作例 · 標準
宿の主人は、遠方から来た旅の人を温かく迎えた。
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この小さな村では、珍しそうに周りを見回す旅の人が目立った。
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彼は人生の多くを旅の人として過ごし、様々な文化に触れてきた。
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